Spring Tool Suite をつかってGitと連携したプロジェクトを作成する方法
今日は Spring Framework Advent Calendar 2013 - Adventar 15日目の記事です。
昨日は、@doiluxさんの記事でした。
本来だったら、自分の作ったブログで記事の紹介をしたかったのですが
時間がなかったという言い訳で今回ははてぶを利用しましたorz
現在作成中のブログは、Spring MVCを利用しているのですが
IDEとして「Spring Tool Suite 3.4.0」(以下、STS)を利用しています。
もちろん、NetBeansもIntelliJ IDEAでもいいのですが、比較的簡単にSpringのプロジェクトが作成できるという点では、STSは優秀なツールだと思います。
このSTSを利用して開発を始める際に、Git でプロジェクト管理を行おうとしたのですが
「git spring tool suite」みたいな検索ワードで検索しても、英語の記事は出てくるのですが、日本語のそれっぽいブログなどが見つかりませんでした。
(そもそも、そんなもの必要なほど初歩的な話ではありますがw)
そこで、今回は、STSでGitプロジェクトを作成するまでの流れを書こうと思います。
このチュートリアルの前に、STSのダウンロードとインストールを行ってください。
この記事の環境は、下記の通りです。
- Mac OSX 10.9 Mavericks
- STS 3.4.0 -RELESE
1.プロジェクトの作成
まず、STSでプロジェクトを作成します。「Cmd + N」で新規プロジェクト作成Windowを開き、「Spring Project」を作成します。
こんな感じでプロジェクトが作成されればOKです。
2リポジトリ作成
Gitのリポジトリを作成してください。
今回はgithubではなく、Atlassianの bitbucket というサービスを利用しています。
bitbucketはプライベートリポジトリを自由に作れるので、とりあえずgithubの有料プランを持ってない方にはオススメです。WikiやIssueも整備されているので、個人レベルのリポジトリとしては十分な機能を備えています。
(ただし、リポジトリを共有できるユーザが、すべてのリポジトリで5人までなので注意が必要ですが。)
今回は、以下のようなリポジトリを作成しました。
「https://tikemin@bitbucket.org/tikemin/<リポジトリ名>.git」
3パースペクティブの追加
新しく、Gitのリポジトリを追加します。まず、Windowの右上から「Open Perspective」をクリックします。
「Git」を選択します。
すると、下のような画面が表示されます。真ん中の「Clone a Git repository」を選択します。
URLにリポジトリのURLを入力します。
今回の場合は、「https://tikemin@bitbucket.org/tikemin/<リポジトリ名>.git」を入力します。
URLと、ユーザ名、パスワードが正しく入力されていれば、下のように新しくリモートリポジトリが追加されます。
4リモートリポジトリにプロジェクトを追加
つぎに、最初に作成したプロジェクトをリモートリポジトリに追加します。
Git のパースペクティブから、Springのパースペクティブへ移動します。
作成した「HelloSTSGit」プロジェクトを右クリックし、「Team」>「Share Project」を選択します。
ここは、「Git」を選択します。
先ほど追加した、リモートリポジトリを選択します。
これで、Gitを利用する準備が整いました。
あとは、ローカルリポジトリにCommitをします。
Commitは、「Team」>「Commit...」で行えます。
Commitが完了したら、「Team」>「Push to Upstream」でローカルリポジトリのCommitをリモートに反映します。
成功すれば、以下のようにローカルのプロジェクトが追加されます。
以上で、リモートリポジトリにプロジェクトを追加することができました。
これで「Clone」することで、さまざまな環境で開発が行えるようになります。
いかがだったでしょうか?
案外、日本語の記事がなかったため、これからSpringをGitで始める方の参考になればと思います。
(余談ですが、、、今回初めてはてぶを使ったのですが、思ったよりも使い勝手がいいことを知りました。。。さすが。。。)